創作集

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フランク作品ピアノ独奏編曲(まとめて紹介)
ミュッセにて発売中。下の各曲もしくはまとめて紹介ページのリンクからご購入いただけます。
フランク作品ピアノ独奏編曲@
アンダンティーノFWV25
ミュッセより発売中!
フランクがピアノ音楽の作曲から遠ざかっていた時期の、シンプルで美しいオルガン小品。円熟期のような矢継ぎ早の転調はまだ見受けられませんが、旋律はフランク節全開です。
フランク作品ピアノ独奏編曲A
英雄的小品FWV37
ミュッセより発売中!
フランクに絶大な影響を与えたオルガンビルダー、カヴァイエ=コルがパリ万博用に建造したオルガンの落成式のために書き下ろされた作品。勇壮で悲劇的な曲で、作風も円熟期にかなり近づいています。そして、ピアノで弾くと細かい陰影がめちゃよく分かる。「勇壮さ」ならオリジナルのオルガン版が一番ですが、作品の内面性(標題に沿って言うなら「英雄であろうとする者が抱える苦悩」的な部分)はピアノ版もなかなかのものだと思います。ラストには「フランク式コラール書法」(←勝手に命名、要するに『プレリュード、コラール&フーガ』のコラールのアルペジオの真似)も入れてみました!
フランク作品ピアノ独奏編曲B
交響的小品FWV24-26
ミュッセより発売中!
フランクがピアノ音楽の作曲から遠ざかっていた時期のオルガン小品。生前には出版されず、遺作集に収められています。例によってフランク節全開、原曲もめったに演奏されませんが、『英雄的小品』にも通じる荘厳さをそなえた魅力的な逸品で、まさに掘り出し物。途中、長調短調から一時的に外れてメシアン旋法2番に転調(?)する部分もあったりします。フランク好きのみならず、珍品好きの方にもオススメです。
歴史を斬る@(文章作品)〜バロックからクラシックへ〜
架空対談:バッハvsシャイベ
創作第一弾は、バッハと、バッハ批判で知られるシャイベとの架空対談です(2007年執筆・2008年補筆)。生前論争を繰り広げた2人が、自分たちの時代の後どのように音楽が発展したかを知ったらどう言うだろうか…、という想像が基になっています。ただしそこは「妄想」、どうしても自分の音楽観にとって都合の良い内容が(無意識的に)優先されていると思われます(笑)。まあこの創作コーナー自体、そういう「我が出てしまう」部分が広い意味での「自己紹介」にもなるかな、と思って始めたものでもありますので、その辺は大目に見てやって下さい。また、「お前のせいでバッハのイメージが崩れたじゃねぇか!(怒)」といったたぐいの責任は負いかねますので、予めご了承願います。せっかくなので、文末にシャイベの批判の一部も載せています。
(→対談本編)
創作第2弾
架空対談A:ハイドンvsチャップリン(音楽とユーモアについて)
プロジェクト停止中。交響曲「迂闊者」と「ライムライト」終盤の調律のギャグって基本同じ発想だよね、みたいな話で盛り上がる予定だったんですが、書いてる時間が…(汗)